チャーシューが丼からあふれて垂れる「大判ちゃーしゅーめん」が、全てのラーメンファンに送る “革新的名作” だった / 渋谷区幡ヶ谷『らーめん たけ虎』

「スピンオフ」という言葉がある。映画やアニメなどの業界においては、ある作品のサブキャラクターを主役に据えた派生作品を指す言葉だ。サブキャラの熱い活躍が描かれることが多く、筆者は「スピンオフ」と聞いただけで脊髄反射的にワクワクしてしまう。

さて、これからご紹介するのは、例えるなら「ラーメンのスピンオフ」だ。ラーメンの主役と言えば麺やスープだが、名脇役であるチャーシューを忘れてはならない。超大型のチャーシューが丼からあふれ出し、麺とスープを圧倒して主役となっているラーメンが存在するらしいのだ。ワクワクしないわけがない。

・想像を越えるスケール

胸の熱くなるラーメンを提供しているのは、渋谷区幡ヶ谷にある『らーめん たけ虎』。京王新線「幡ヶ谷駅」から徒歩1分の距離に店を構えている。

一見普通のラーメン屋だが、筆者のフィルターを通して見れば、挑戦的な作品のメガホンを取った鬼才の雰囲気が漂っている。思えば麺やスープと同じくらいチャーシューだって美味しいのだから、それを主役に抜てきする手腕には何の文句もない。

入店し、メニューを眺める。「たけ虎らーめん(650円)」や「ちゃーしゅーめん(850円)」といった、あくまで麺やスープが主役のラーメンが並ぶなか……

今回の目当てである、チャーシューにスポットを当てた「大判(おおばん)ちゃーしゅーめん(1480円)」を発見。あ、これです! これのチケットください!

ワクワク感のままに注文を済ませる。一体どんなラーメンがお目見えするのだろう。期待に胸膨らませて待っていたところ、5分ほどでラーメンが到着。

お前、ラーメン……だよな?

やってきたのはチャーシューが主役どころか、ほぼほぼチャーシューの1人舞台みたいな丼だった。巨大なチャーシューが放射状に広がって、丼のふちからあふれて垂れ下がり、麺とスープを覆い尽くしている。普段は主役のメンツが完全に食われている。存在感皆無。

いやもう、麺とスープどころか、はみ出すチャーシューで丼すら見えない。店員さん、放射状のチャーシューを宙に浮かせながら持ってきたわけじゃないよな?

恐る恐る視線を下げると、チャーシューの隙間から辛うじて丼が見えて一安心。それにしても、なんという光景だろう。まるで肉の滝だ。

逆に上から見下ろしてみると、また違った景色が目に映る。丼の湾曲に沿ってチャーシューが並べられているため、中央がへこんでいる。肉の盆地だ。

まさか肉が大自然を織りなすとは。世界は広すぎる。想像の何倍も強烈なラーメンに、心躍らずにいられない。

・拍手を送りたい内容

高まる興奮を感じつつ、いざ実食。まず手をつけるべきは、何と言っても視界を大きく占めるチャーシューだろう。

照り光る脂身めがけてかぶりつく。歯が食い込んだ先から、成熟した旨味がジュワッと弾け出てきて口の中に流れ込んでくる。最高だ。美味すぎる。柔らかな薄切り肉は食べやすく、薄くても大ぶりなので、とろけるようなジューシーさがふんだんに詰まっていて絶品。

また、一口にチャーシューと言っても、「大判ちゃーしゅーめん」に使われているのはモモ、バラ、ロース、肩ロース、ヒレの豪華な5種類。さまざまな味わいのチャーシューを楽しむことができ、こちらのチャーシュー欲をこれでもかと満たしてくれる。

あぁ、チャーシュー……今日のお前はとびっきり輝いてるよ。声を大にしてブラボーと言いたい。

とはいえ、食べ進めるうちに、決してチャーシュー以外が役割を失っているわけではないことに気付く。レンゲを沈ませたなら、地下水のようにスープが湧き出す。王道なあっさりめの醤油ベースの味は、チャーシューの濃厚さにまろやかな広がりを持たせている。

そして、そのスープやチャーシューの肉汁が絡んだ麺も何とも味わい深い。細打ちのモチモチとした食感が、チャーシューを食べ進める口に変化を与え、よりいっそう箸を止まらなくさせる。

・完成度の高い名作

先ほどは動揺のあまり存在感皆無などと言ってしまったが、麺もスープも、チャーシューを主役として引き立てながらも自身の魅力を放っている。チャーシューが前面に立ってはいるものの、やはり全てがそろってこそのラーメンなのだ。

「大判ちゃーしゅーめん」……それぞれのファンも納得の出来栄えである。驚くほど革新的でいて、なんという完成度の高さか。

チャーシュー好きにも、そうでない方にも強くおすすめしたいが、1日の数量が限られている点には気を付けてほしい。鬼才のラーメン店の放つ一品、堪能してみてはいかがだろうか。

・今回紹介した店舗の情報

店名 らーめん たけ虎
住所 東京都渋谷区幡ケ谷1-32-1
営業時間 月~金 11:00~15:00(L.O14:30)、17:00~22:00(L.O21:30)/ 土 11:00~15:00(L.O14:30)
定休日 日、祝

Report:西本大紀
Photo:Rocketnews24

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【とても危険】カルディの「シチリアンレモンサワー」が美味すぎてヤバい! レモンサワー界最強の一角

おかしい。なぜこれがもっと話題になっていないのか……。カルディのレモンサワー「シチリアンレモンサワー」である。散歩中に偶然入ったカルディにてなんとなく購入。ちょうど喉も乾いていたので一口飲んだその瞬間、全く予想していなかった圧倒的な美味さに思わず動きを止めた筆者。

えっ、マジか? なんだこの美味さは? もはや事件である。ネットで話題になっていたような覚えもなく、完全にノーマークだった。これはお伝えせねばと思い立ち、急遽カルディに戻って追加購入。この美味さはレモンサワー界のパワーバランス崩壊待ったなしな緊急事態である。

・レモンサワー

日本のレモンサワー界は、美味すぎて出荷停止にもなった檸檬堂や、圧倒的な安さと量で有無を言わせないストロングゼロなどが覇を競い合う混沌の世界。国民の間ではすでに派閥が出来上がってる感もあり、生半可な新参者など一瞬で消されてしまうだろう。

だが、このカルディのレモンサワーは別だ。

飲んだ瞬間に、クオリティの高さが明らかなフレッシュすぎるレモンフレーバーが脳に届く。明らかにレモン由来の好ましいほろ苦さも素晴らしい。まるでレモンの皮を軽くかじった時に感じるようなやつだ。こんなにレモンが生々しく、そして美味いレモンサワーは中々ない。

きっと7%も入っているというレモン果汁が効いているのだろう。オレンジジュースだってオレンジ果汁は1%とかだったりする時代に、レモンサワーで果汁7%なのだからたいしたものだと思う。

一口飲んでわかる圧倒的な強者の風格。ドラゴンボールで例えるなら、ブロリー並みの戦闘力を感じる。味の美味さだけに注目すれば、市販のレモンサワー界でトップの可能性もあるのではなかろうか。

・値段と度数

もちろん弱点はある。一つ目は値段だ。こちら、筆者が買った時はセールで税込み151円だったが、通常は税込み165円だそうだ。ストゼロ等の高コスパ系と比べると少し高い。そして二つ目はアルコール度数。5%しかないのだ。人によっては物足りなさを感じることだろう。

度数9%なストロング系のように、圧倒的パワーで理性を消し飛ばすような戦い方は期待できない。しかし「シチリアンレモンサワー」特有のレモンの美味さは、その弱点を補って余りあるものだと思う。アルコール量が足りないなら多く飲めばいい話だが、レモン風味のクオリティはそう簡単に解決できるものではない。

・一緒に

最後に、レモンサワーを買いにカルディに行ったなら、併せて買うべきものを一つ紹介して終わろうと思う。このレモンサワーは、言うまでも無く味の濃い揚げ物とよく合う。しかし揚げ物とあわせると、せっかくのレモン風味が揚げ物の味や油によって抑制されてしまう。

そこでお勧めしたいのが、やはりカルディで売っている「シチリアンレモネードベース(税込み398円)」だ。

これを「シチリアンレモンサワー」に入れると、元から美味いレモンフレーバーを、全く違和感なく濃厚にすることができる。そして揚げ物とレモンサワーの摂取速度が果てしなく加速してしまい、気が付くと意識は無限の彼方へ。とても危険で素晴らしいものだ。

参照元:カルディ
Report:江川資具
Photo:RocketNews24.

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TEL:027-386-5526
HP:http://www.restaurant-serendip.jp/

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