【世界ひとり飯27】ベトナム・フエの夜歩きで甘いもの&禁断のヌードル!?

一人旅の夜歩きは大丈夫なのだろうか!?

チェーヘン

一人旅で困るのは、中華料理のような大皿料理を食べるときや、荷物を置いてトイレに行くときなどですが、日が暮れてから散歩に出るのもちょっと気を付けないといけませんよね。ベトナムのフエは、夕ご飯から10時くらいまでは女の子も一人やグループで歩いているし、お店も開いているので安心。日中よりも人出が多いのは、暖かい国だからだと思います。

食事を終えてから、地図で見つけたベトナムのスイーツ「チェー」のお店「Chè Hẻm(チェーヘム)」を目指してぶらぶらと。近くまで行ってみたら赤い文字で看板が出ていましたが、なんだかかなり細い路地。「危険な香りはしないかな」とちょっと注意して雰囲気を確認してみましたが、女の子同士で立ち話していたり、子どもの声が聞こえてきたり。大丈夫です。

オープンエアのチェー専門店

チェーヘム

30mくらい入ると右手に、小さなテーブルと小さな椅子が並んでますが、すっかりここはオープンエア。人のうちの軒先といった雰囲気です。

チェーヘム

しっかり奥まで見てみれば、たくさんの人たちが小さな椅子に座って、小さなテーブルに肩を寄せ合ってチェーを楽しんでます。これは、食べなければ!

チェーヘム

ベトナム語ができなくっても大丈夫。奥のカウンターにチェーの具が並んでいるので、指差しでオーダーできます。

チェーは、軟らかく煮た豆、タピオカ、果物とシロップにコンデンスミルクを入れた上の写真のようなグラスに、かき氷を入れながら楽しむベトナムならではの清涼系、そしてヘルシー系のスイーツです。

チェー

濃い茶色の金時豆と白い花豆とえんどう豆かな、それに白玉とタピオカ入りのチェーを指さして、しっかりオーダー完了。豆の優しい甘さとその香り、そこにすっきりとしたシロップ。コンデンスミルクが氷を溶かして、おいしい!それに、グラスの中のあっちこっちを食べて違った味を楽しんで、最後には全体を一体化させます。

それにしても、このサイズがいい!多すぎて、焦って食べるということもないし、身体が冷えすぎることもないし。これで1万ドン(約50円)しません(どれでも同じ値段でした)。

言葉はわかりませんが、みんな静かに楽しんでて、こういうのイイなぁと思うのでした。

もっと食べたい!カラフルなチェーが気になった

チェー

次の日もまた、チェーヘムに出かけてしまいました。なぜなら一日目にとってもおいしそうなカラフルなフルーツのチェーを見てしまったから。どうしても食べたい。

すいかにパパイヤ、ドラゴンフルーツなんかも入ってて色どりがいい。昨日はほっこりお豆系でしたが、今日はスカッとさわやかにフルーツで。

ほかにもいろいろあるので、昼間にも来ればよかったなと思うのでした。

Chè Hẻm
住所:1 kiệt, 29 Hùng Vương, Phú Hội, Thành phố Huế, Thừa Thiên Huế, ベトナム
営業時間:10:00~22:00(無休)

〆のブン・ボー・フエはやっぱり禁断の味かも

フエ

週末ということもあってか、フエで一番の夜の街「Phố đi bộ Huế – Hue Night Walking Street」は若者で盛り上がってました。

おなかもいっぱいだし、賑やかな雰囲気を楽しみながら歩きます。確かに、おなかはいっぱいだったはずなのですが、歩き回っていると1軒の気になる屋台が歩道に出ていました。

ブンボーフエ

「ブン・ボー・フエ」のお店です。ブンは断面が丸くちょっとプリッとした食感のコメの麺。ボーは牛肉で、フエはこの街の名前。そうです、フエは海に近いので、海鮮出汁でコクのあるスープがおいしい牛肉のボーが名物の一つなんです。これは、食べないと。

スープはオレンジ色(エビ色)。そこに牛肉をのせて、ねぎ、パクチー、ディルをトッピング。別皿のもやしやレタスは、途中で入れていきます。

いやぁ、この出汁感は最高でした。麺がちゅるちゅるっと気持ちよくおなかに入っていきます。油分が少ないので、かなりすっきり。食べてもまったく胃にもたれるということもなさそうで、夜中に食べたのに、翌朝に影響は全くないのでした。3万5,000ドン(約160円)。大満足で、ごちそうさまでした。

場所は下の地図の幼稚園の表の歩道です。

でも夜の散歩は気を付けて!

いくら安全・安心な街といっても、いろんな人がいます。身の回りには気を付けて、暗い通りや怪しい通りには近づかないようにしましょうね。

さて、週末のフエの盛り上がりの動画はこちらです。

[All photos by Atsushi Ishiguro]

~人生に旅心を~

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【心の声】食堂のハムエッグ定食は、なぜあんなに美味いのだろうか?

秋も深まり行くある日のこと、私(佐藤)は取材と称して外出したまま、あてもなく東京の下町をさまよっていた。この季節はまったく良くない。秋風の物悲しい冷たさを感じ始めると、センチメンタルな気分が心の奥底を支配してしまうのだ。きっとそんな柄じゃないと思われるかもしれないが、毎年この時期は心の底が抜けてしまったかのように頼りなく、自分でもどうすることもできなくなる。

昼をすこし過ぎた時間だっただろうか。そう言えば、腹が減っていることに気付き、1軒の食堂に立ち寄った。見るとはなしにメニューを見ると、「ハムエッグ」の文字が目に留まった。食堂のハムエッグ、私はその存在に全幅の信頼を寄せている。ハムエッグは裏切らない。いつもいつでも元気をくれる。

・寒さに心を痛めつけられ

この時期になると、胸が空く。その理由はぼんやりとわかっていた。金がなかった時期のことが思い出されるのだ。今から11年前のことだろうか。何を思ったのか知らないが、私は突然決意して、文章を書いて生きていくことを決めた。ちょうど当編集部に籍を置く直前である。当時の仕事をやめて収入は絶たれたのに、「何とかなるだろう」くらいの気持ちで生活していた。いや、生活というレベルの暮らしではなかったと思う

貯金というほどの蓄えはなく、乾麺のそばをゆがいて、瓶詰のナメタケを入れたものが常食だった。たばこはシケモクになった灰皿から拾い上げて吸い、そのクセに日に1本の発泡酒を飲まずにはいられなかったのである。そんな暮らしぶりで辛いのは寒さだ。夏の暑さは身体を疲弊させても、心には影響がない。だが、寒さは違う。身体の熱を奪うと同時に、心まで冷え切ったものに変えてしまう

隙間風が入る築40年のアパートで、毛布をかぶりながらストーブにかじりつく。寝ても覚めても寒さに震え、腹を空かせながらも部屋を出ることができない。年末年始は仕事もないから、誰にも会うことがなく、気が付けばコンビニの店員以外、誰とも口をきいていない時間が1週間も続いたり

「毎日」とは、ただ自分を痛めつけるだけの時間が経過することであり、自分の意識だけがこの広い世の中で、一カ所に釘付けにされてしまったようだった。目に見える景色はこの部屋だけ。耳にする音は隣近所から聞こえる生活音だけ。それがただ繰り返されるだけで、心は寒さに蝕まれて痛めつけられていた。

暗い記憶はこの時のことだけではない。地元で飲食に従事している頃は、当時の彼女と一緒に住むつもりで古民家を借りていた。その彼女はただ1度家に来ただけで、結局一緒に住むことはなく別れ、むなしい1人暮らしとなった。真冬に深夜、ヘトヘトで帰宅したら、台所に置いた茶碗に氷が張っていた。

室内だぞ、ここは……。情けなくて笑いながら泣いたよ

寒さが訪れる度にあの荒んだ心持ちが蘇り、胸が締め付けられ、手が小刻みに震える感覚にとらわれる。

・食べれば元気が出る

冬の寒さに心臓をつかまれて身動きができなかったのは確かだ。だが、なされるがまま心を踏みにじられていた訳ではない。ささやかな抵抗を繰り返して、春の陽の訪れを待ちわびた。その抵抗とは、動物性たんぱく質の摂取だ。肉を食うと不思議と元気が出る。焼肉を食うほどの余力はない。それでもソーセージやハムでも十分に満足できた。それにタマゴまであったら最高の贅沢だ。

ハムエッグはご馳走。街場の食堂のハムエッグ定食でさえ、当時の私にとっては三ツ星レストランのフレンチに劣らない、最高級の味だった。食べれば元気が出るのだから。

私にとってはあの頃の記憶が、いまだに食堂のハムエッグ定食を、ひときわ美味しく感じさせているのかもしれない。

塩気のきいたハムとタマゴの甘さ。それをさらに美味しくさせてくれるのは、ウスターソースか醤油だ。私は大抵醤油をかける。気分によっては10回に3回くらいの頻度で、ウスターソースをかけることもある。

それをご飯にのせて、ハムエッグ丼の完成だ。空腹なら白飯が無限に食える気がする魔法の食べ物である。

日一日と寒さが募り、毛布1枚で寝ていると寒さに目を覚ますこともある。暗い記憶が蘇って心の古傷が疼くけど、何度も何度も私を立ち上がらせてくれたハムエッグは、この先もきっと私を助けてくれるだろう。ハムエッグに全幅の信頼を寄せている。ハムエッグは裏切らない。これからも

・今回訪問した店舗の情報

店名 食事処 浅草 水口
住所 東京都台東区浅草2ー4-9
営業時間 10:00~21:30 土日祝9:00~21:30
定休日 水曜日

Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24

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